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都内整体院への就職

さて、整体学校2校を卒業し、整体とリフレクソロジーの技術を得た後、僕は代医療業界への就職活動を行い、最終的に都内の某整体院に就職をしました。

これまでに学校で沢山の事を学んできましたから、それなりに自分の技術にも自信を持っていました。
よし!これまでの得てきたものを使って稼いでやるぞ!という意気込みでいざ就職したという感じです。

しかし、

就職後、先輩スタッフからの技術チェックの際に衝撃的な言葉を叩き付けられる事となります。


「お金を稼げるレベルの技術ではない。」


この予想もしなかった言葉にかなりのショックを受けました。
この整体院は一般的な整体院と比べ従業員の数が多く、院長を含め総勢10名以上のスタッフが在籍していました。
そのほぼ全員から技術チェックをされて、それぞれにこのような事を言われたのですから、何の言い訳もできません。
2つの学校からの審査をパスして、それぞれの学校からの認定資格を得て卒業をした結果がこれです。
これまで高いお金を払って、時間をかけて学校で学んできた事は一体何だったのだろうかと落ち込みました。

とにかく悔しくて仕方ありませんでしたが、面接時から技術チェックのある整体院では雇ってもらう事すらできなかったと考えたらまだラッキーですし、この後先輩方からの厳しい指導を受けながら、必死に改めての技術の練習を重ねました。
営業時間終了後、終電の時間まで整体院で練習をする日もありました。

スクールで学んだセラピストとしての基礎と、就職先の整体院で学んだ現場のレベル。
当初、「お金を稼げるレベルの技術ではない。」という先輩からの厳しい言葉を浴びせられた自分でしたが、毎日の厳しい練習を経て数週間後には、お客様から笑顔で喜ばれながらお金を頂けるセラピストになれていました。

スクールで得た技術が通用しなかったショックは当然、最初のうちありましたが、短期間での大きな進歩の裏にはスクールで学んだ基礎がやはり大きく生かされていたのかもしれません。
自分が担当したお客様がその後、何度も自分をリピートしてくれてお店の常連客になるという事が幾度と起きました。
そして、常連になって頂けたお客様の紹介から、また新しいお客様が増えていきました。
時には、院長位しか普段担当しない、施術が難しいとされるお客様への施術を任される事もありました。

入社してわずか数ヶ月でお店の売上に大きく貢献できるようになった自分に天狗になってしまったこの頃。
そして、この場には書けませんが、この業界の裏側も色々と知ったこの頃。

大きな疑問

常連になったお客様の筋肉が、施術を受ける度に硬くなっていく。
施術を重ねる度にお客様が強い圧を要求してくる。
セラピストの方、またはマッサージを受け慣れている方などはこのような事に心あたりがあるのではないでしょうか。

就職した整体院への勤務に慣れ始めた頃、私はこの事が気になって仕方ありませんでした。
これは、
マッサージなどによる圧を何度も受け続けているうちに、皮膚の中の毛細血管や筋繊維が破壊される。

圧によって破壊された毛細血管や筋繊維が、今度は圧に耐えられるような強靭なものに再生される。
この繰り返しによって起こっているものなのです。

この事に関して、先輩セラピストに何度も相談していたのですがきちんと答えてもらえた事がありませんでした。
店側としては、当然お客さんに何度も店に足を運んでもらえた方が売り上げも伸びて好都合なわけです。

毛細血管や筋繊維を破壊され、より強い圧でしか満足できない位硬く再生された筋肉に対し、
「これはコリだ。またほぐしてもらいに行こう。」
と勘違いをし、繰り返しお店に訪れるお客さんがここから沢山生まれていたのです。
これは絶対に体にとって良い事ではありません。

こういった事が気になるようになる前は、施術後のお客様の笑顔を見る度にこちらも嬉しくなりましたが、徐々に自分の心に複雑な気持ちばかりが残るようになりました。

そして、同時にこの頃、ある事に対して強い興味を抱くようになりました。

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セラピスト歴19年。英国でも施術経験のあるリフレ今澤が作った、リフレクソロジー専門スクール。

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