肺の秘密
肺は、右肺と左肺で一対をなしています。

右肺は上葉、中葉、下葉と3つの部分に分かれているのに対し、
左肺は上葉と下葉しかなく、大きさも右肺よりも小さくなっています。

これは、心臓が左肺寄りにあるためです。
ちなみにこちらは、足裏にある肺の反射区。

右肺を表す右足の肺反射区の下には肝臓の反射区があります。

それに対して、左肺を表す左足の肺反射区には、心臓反射区の一部が重なるように配置されています。

こういった細かい部分の一致と発見も、リフレクソロジー理論の面白いところです。
肺から心臓へ、酸素を豊富に含んだ新鮮な血液が送り込まれ、二酸化炭素を含んだ血液は心臓から肺に送り込まれます。互いの場所が近いだけでなく、機能的に見ても両者の連携は、生命を維持するうえで非常に重要であることは言うまでもありません。
肺が損傷すれば、心臓だけでなく、脳や肝臓、腎臓などの機能を損なう恐れもあります。
また、呼吸というのは精神面とも深く関係しています。
緊張や不安、ストレスを感じると呼吸は速く浅くなり、リラックスするとゆっくり深い呼吸になります。
実際に浅く呼吸をしてみるとわかると思いますが、浅い呼吸は肩周りの筋肉を硬直させ肩こりにもつながります。
心が苦しく、体も苦しいという最悪な状態にならない為にも、ストレスを感じている時には特に深い呼吸を心がけましょう。
肺の反射区を両手親指を使って広げるようにマッサージすると、連動して深い呼吸がしやすくなるのでおすすめですよ。